QDCプレス金型による短納期生産
QDCプレス金型の短納期設計・製作
QDCプレス金型と通常のプレス金型との違いは、ダイセットと呼ばれる金型の部品がなく、金型プレートにロケーションピンの穴があるだけなので、非常にコンパクトでコストもかかりません。また精度を維持するためにサブガイドを使用するので、クリアランスの少ない薄物にも対応しております。このQDCプレス金型を使用することで、金型設計・製作時間が大幅に短縮され、プレス加工時にも脱着が簡単であり短納期の生産を実現致します。
※QDCプレス金型サンプル 板厚 0.1mm サイズ210x150(No.2プレート使用)
QDCプレス金型の設計・製作工程
QDCプレス金型による短納期加工
弊社では、QDCシステムを導入することによって、多品種の試作に対しても短納期で対応することができます。熟練した作業者でなくとも高品質の製品を製作することで、非常に高い生産性を生み出しております。具体的に、作業の手順を以下で簡単に説明致します。
1.金型取り付け状態
プレス加工が終わって、交換する前の状態です。
2.クランプ解除
手前にあるダイヤルを操作することで、クランプ、ロックを解除します。
3.金型取り外し
クランプ、ロックを解除することで、取り外しが可能になります。
4.取り外し完了
これで取り外しが完了。プレス加工終了後、約1分で交換。
5.1~4の逆手順による取り付け
上記の1~4の逆の手順を踏むことで、取り付け作業が完了します。取り外しから新しい金型の取り付けまでの総時間が約1分で可能です。こうすることで、プレス加工におけるネックである金型交換の時間を大幅に削減し、低コスト、短納期を実現しております。